【活動報告#1】性差の科学【あはき未来会議】

こんにちは。
はりゆびBaseメンバーで都内の鍼灸学校に通う2年の飯島渉琉です。

この記事は、あはき未来会議企画の感想を学生の視点から振り返っています。
参加してくださった方は復習がてら読んでいただけると嬉しいですし、はじめてご覧になった方はぜひはりゆびBaseメンバーのSNSなどをチェックしてください。

目次

第1回のあはき未来会議は「性差の科学」

今回は、はりゆびBaseメンバーである立命館大学博士課程 宮本先生による「性差の科学」というテーマでした。

みなさんは「性差」について考えたことはありますか。
最近では”SDG’s”や”多様性”という言葉が社会の主流になっています。このような社会の波の背景の1つに「性差」というキーワードがあると考えています。

では、「性差」とは何か。それらを整理して、どのように臨床であったり、普段の生活に活かしていくのか。
このような問題提議のもと、今回の企画が生まれました。

「性差」を整理するために、「性とは何か」から始まり、5つの視点で読み解いていました。

  • ”生物の進化と性差”
  • ”外見と性差”
  • ”解剖生理と性差”
  • ”心理学と性差”
  • ”臨床と性差”

全てのお話が面白くて、時間があっという間に過ぎていました(笑)!
このような大変な作業をこなし、なおかつ面白くお話できる宮本先生のスキルに脱帽しました。。。

それではここから、5つのテーマに沿って、僕が気になったことを書きます。

”生物の進化と性差”

無性生殖と有性生殖

ここから、オスとメスという性差に、遺伝というキーワードが関わってくるのではというのが推察されます。
遺伝といったらなんですが、、、目の前にイケメンとイケメンじゃない人がいたら、どっちを選びたくなりますか?

  • ではめちゃくちゃ頭のいい人と、そうでない人では?
  • めちゃくちゃマッチョな人とガリガリの人では?

そこから例えばイケメン、頭のいい人、マッチョの”遺伝子”には優劣があるのか。という問いが自然と出てきました。

例えば無人島で生き抜くというゴールがあったら、別にイケメンでなくていいから、頭の良い人かマッチョを選んじゃいますよね。

でも、頭の良い人は無人島であれば、生存戦略的に自分を殺すという選択肢も考えるのでやっぱりマッチョがいいです(笑)
というように、遺伝子の優劣は環境条件に依存するのでは。と思います。

では、人間の性差を考える上で、どの環境で、何をするために人類は進化してきたのか。これを整理していけば、性差もわかってくるのでは!!!ここまでを宮本先生は面白く話されていました。
やはり宮本先生のスキルに脱帽ですわ。。。

宮本先生が仰っていた中で僕的に胸を打たれたのが、「人間って環境を変えれるor作れちゃう」というところなんです。

例えば、人類の進化の過程を追っていったらわかるんですが、”火”を扱いだしたんですよ!!人類は!!
ということはですよ?獣を狩って、毛皮を作らなくても、あったかくなれるじゃないですか!!
それがゆくゆくは狩猟から人類が遠ざかる原点になってきたわけですよ。

これはね。むずいよ。
性差というのを今までの歴史から紐解いていくことは非常に重要なことであるのは間違いがありません。

しかし、それは「今までのこと」であり、「今」ではないんです。
あたりまえだと思われると思いますが、要するになぜ「今」はこうなんだ?という視点をもって歴史を学んでいかないと、本筋がズレちゃうんですよね。

というね、性差というテーマからそれちゃいそうになったので、話を戻していきます!!(笑)

”外見と性差”

進化の過程をたどっていくと、人類は類人猿を避けては通れないと思います。

突然ですが、ゴリラのオスとメスってぱっと見区別できますか?
Google大先生に聞いたら、画像が出てきますが、思った以上に簡単に区別できますよね。

それじゃあ雀のオスとメスの区別にチャレンジしてみてください!
めちゃくちゃに難しいです!(笑)

ではなぜ、類人猿であるゴリラは区別しやすいのか。そこにはどのような過程があるのか。って考えると、夜も眠れません。(夜は寝ましょう)

では、人類の場合はどうでしょうか。
赤ちゃんの区別は正直ちょっと難しいなと感じます。大体15歳ごろから性差がわかってくるのではと宮本先生は仰っていました。

外見と同時にこのころから、ちょっとずつ「男性らしさor女性らしさ」というのを意識しだしますよね。
僕なんかはこのころEXILE系に憧れを抱いていましたし、「舘ひろしのかっこよさ」をクラスメイトに啓蒙していました。(そんなことは置いといて)

このトピックで、7月革命を象徴したある絵が表示されました。

それがこちらです👇

画像1
世界史の窓,2021年8月30日画像,閲覧・引用

特徴的なのは、女性と少年がフランス国旗に近いということです。
僕個人としては、性差が歴史の背景に大きく関わっていることを示す象徴的な絵だと感じています。

性差というのは、役割なのか。

そのような仮説をおいて、オスとメスのそれぞれの性(さが)について整理されてました。

ここまでは、歴史という「現在から後ろ」にフォーカスして整理してきました。
「性別」というのは、良い遺伝子を残すために生まれたのか。社会的な役割を明確にするために生まれたのか。

非常に壮大なテーマであるという実感をいたしました。
それを受けて、現在のSDG’sのような活動というのは、果たして本質的なものなのか。未だに僕は答えが見えません。

”解剖生理と性差”

ここからは、かなり医学的な切り口となりました。

女性と男性をイメージしたとき、女性の方が小柄なイメージがありますよね。
ちょうど五輪があり、世界のアスリートを見てきて思いましたが、アスリートと言えど、女性と男性の体格にはやはり違いがあるように思いました。

では、女性が平均的に小柄なのはなぜなのでしょうか。
骨盤の形や骨格筋量、ホルモンのばらつき、など女性と男性の身体の構造と働きの違いはあります。

例えば、女性ホルモンと言われる”エストロゲン”
一般的には8・9歳頃から、卵巣で分泌され、女性らしいからだ作りを助けるホルモンです。思春期においては、乳房の成長や子宮・膣の発育などを促すとともに、身長や体重の増加に役立ちます。女性ならではの身体つきをつくるのに重要だとされています。

女性ホルモンとして、もう一つあるのが、”プロゲステロン”です。
子宮内膜をやわらかくして、妊娠の準備を整えたりなどの他に、乳腺の発達や、利尿作用にも関わります。

実は男性にもエストロゲン等はあります。
思春期にエストロゲン濃度が上昇するそうですが、量は更年期の女性とほぼ同程度だそうです。
男性のエストロゲンが、男性ホルモンであるテストステロンの濃度よりも上回ったら、男性に、女性化乳房が起こります。

ただ、男性でもホルモンバランスが崩れたら、女性のような形態になるというのは大変面白いですよね。
となると、やはり純粋な外見上での性差の判別は場合によっては難しいですよね。

僕が高校生の頃、井手上漠さんという方をYouTubeで見た時、友人と盛り上がったのを覚えています。
外見上の性差というのは、社会問題にも発展するくらい、大きなテーマですね。

ただ、個人的には外見での”ジェンダーらしさ”への固執は全くなくて、ファッションでも、髪型でもその人の趣向を受け入れることが出来ます。

今の若い世代はそのような心の人が多い印象ではあります。(エビデンスはないです)

”心理学と性差”

続いて心理学からの視点。

実はですね、ここから宮本先生が時間がないことに気づき、相当はやいペースでお話をされていました。
ですので、僕自身うまく拾えているかわかりません(笑)

そのなかで、僕が気になったことについて書いていきます✌

まずですね、男性と女性の考え方の違いについてのお話だったのですが、「男性は直線的な思考、女性は並行的な思考である傾向が強い」というお話でした。

これ聞いて、確かに!と思った反面、
「並行的な時もまあまあ、あるぞ。」とも思いました。

これは、もちのろんな話で、人間の思考パターンはたくさんあります。並行的な思考をするときだってもちろんありますので、傾向でしかないのです。

というのも、踏まえても個人的には並行的な思考をしているときが多い印象ですね。

例えば、Twitterである方の発言が炎上しているとき、一旦脊髄反射で出た感想を認識してから、その人を肯定する視点で考えます。その次に、その方の発言の文脈をたどり、自分の考えに持ち帰ります。

Twitterだけでなく、友人と話しているときもかなりやってしまいます。
おかげでいつも頭が疲れています(笑)

直線的な思考は、決断するうえで非常に重要ですが、優柔不断な僕は少し欠如しているのかもしれません。

”臨床と性差”

臨床においてですが、学校でも授業でありました、男女の”がん”になりやすい部位ランキングでは、
男性では胃、肺、前立腺などで、女性では、大腸や乳房などだそうです。

共通しているのは生殖器系はがんになりやすいということですね。
あとは、死因です。

女性で比較的多いのが、心疾患。
これは、女性ホルモンのエストロゲン低下との関連性があると言われています。

続いて、鍼灸の臨床においての男女差なのですが、エビデンスベースでの報告はないそうです。

これについて、宮本先生は、
実験上、成人男性が多いですが、女性は生理周期などがあり体調の安定化が難しいため、測定の均一化が担保しにくいというのが理由の1つではと仰っていました。

同時に、性差を考慮した実験の重要性も確認したと仰っていましたので、今後の宮本先生の活躍に期待です!!!

全体を通して、考えてみた。

という風な感じで性差について整理して、プレゼンした宮本先生にビッグリスペクトを送りたいと思います。
お疲れ様でした👏

加えて、こんな長々と記事を読んでくださった方にも感謝しています。

最後に、僕が感じたことについて書いていきます。

正直、性差について考えたことはあまりありませんでした。
小学校の水泳授業の時に男女別で着替えるのはあたりまえだったし、銭湯にいけば男女分かれるし、
僕の今までの生活では、あたりまえ過ぎて考え直すこと機会がありませんでした。

しかし、今回のようにそもそも論に立ち返って考えなおしてみると、
身体的な特徴が社会的な役割に繋がっているのではと思いましたし、そうなると、社会的な役割というのはどうがんばっても変えることが出来ないのだろうかという疑問も浮かんできます。

このように、1つが繋がったらまた新たな疑問が生まれるようなサイクルが生まれました(笑)

男性だからできること。
女性だからできること。

これらを分ける必要性はあるのでしょうか。

今回の内容は決して、これらを強要することではありません。
むしろ、このような性差の特徴を踏まえてどう現在の社会を捉えるのかというのが大事だったのかなと個人的に思いました。

女性の社会進出や、家庭内の状態は昔に比べてかなり新しくなってきたのかなと感じています。
これからくる社会の中で、「性差」がどのように捉えられていくのか。

どのような社会になっていくのか個人的にワクワクしています。


最後に、今回あはき未来会議に参加してみて。

やはり宮本先生のセミナーは面白いかつ勉強になります。

話の構成もそうですが、参加者が飽きないようにブレイクタイムがあったり、質問タイムがあったりなど、全てがちゃんと丁寧に構成されています。

加えて話のボリューム感。

凡人の僕には到底到達できない領域でした。
その裏にはとてつもない努力があるのでしょう。

はりゆびBaseのメンバーの方たちは本当に素敵な人たちばかりです。
僕も頑張って彼らに追いつけるように頑張らないとなと改めて思いました。

ぜひ、これからのはりゆびBaseの活動をチェックしていただけると幸いです!!!

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