第二回あはき未来会議 

こんにちは。 はりゆびBaseメンバーで鍼灸学生2年生の飯島渉琉です。

 この記事は、あはき未来会議企画の感想をリアルな学生の視点から振ります。 活動報告と一緒に読んでいただけると、より内容について理解できますので、下のHPに飛んでください!!! 参加してくださった方は復習がてら読んでいただけると嬉しいですし、はじめてご覧になった方ははりゆびBaseメンバーのSNSをチェックしてください。

目次

第2回あはき未来会議

今回のタイトルは
「~知っておこう!院内の性トラブル~鍼灸マ学生に聞く患者の気持ち」でした。

 前回に引き続き、「性」がテーマです。

今回は、事前に鍼灸学生にアンケートを取って、その結果を踏まえて、性トラブルを中心に話が展開されました。 ゲストとして、icchaさんに来ていただき、メンバーの五十嵐先生がインタビューをしました。

「性トラブル」は臨床上でも重要なテーマです。

過去には、ニュースとして放送された事例もあります。 学生にとっては、臨床上の問題は正直にいうとイメージするのが難しく、想像や情報のみでしか考えられませんが、僕なりに感想を書いていきたいと思います!!

トラブルが起こってしまう構造とは。

企画を通して僕が感じたことは、「トラブルは100%防ぐことはできるのだろうか」というものでした。

臨床における性トラブルとして、ニュースで取り上げられるのは、わいせつな接触です。訴えるのは患者さんです。 ということは、鍼灸師側としてはわいせつな接触をしなければ性トラブルが起こることは防げるはずです。

なのになぜトラブルが起き、報道されるのでしょうか。臨床現場がまだ想像できないので、別の角度から補強することにしました。

まずはわいせつとは何か調べました。わいせつな接触というのはどういうことを指すものなのでしょうか。 

Weblio国語辞典によると、わいせつとは、
「 法律で、いたずらに人の性欲を刺激し、正常な羞恥心(しゅうちしん)を害して、善良な性的道徳観念に反すること」となっております。
https://www.weblio.jp/content/%E3%82%8F%E3%81%84%E3%81%9B%E3%81%A4%EF%BC%89


これを読んで、胸部や鼠径部などへの接触は、気をつけないとわいせつな接触になってしまうと感じました。

学生の僕がプライベートエリアで想像すること

プライベートエリアは、僕からすると性行為に関連づく気がします(すみません。臨床経験がない学生の人生経験からです)。下着でプロテクトするのは、性と結びつく非常にプライベートなエリアと改めて認識する必要があると感じました。

実際に、アンケート結果にも触れられるのに抵抗感のある部位の、上位はこれらの部位でした。

ただ、それらの情報を知らず施術をする鍼灸師なんているのでしょうか。

プライベートゾーンが性と関連づく僕からすると、この部位を触ることはリスクだらけだと思えて仕方がありません。

一方で個人差がある領域でもあります。


「性的嗜好は人ぞれぞれだから、リスクと思わない人もいるかもしれないよ」。

確かにそうかもしれないです。臨床経験はありませんが、こう思うエピソードをいくつか思い出しました。

例えば、耳を触られる行為が性欲を刺激される行為であると主張する友人がいました。
 僕なんかは急にほっぺたをぷにぷにとさわられたら、「この人、わいせつ行為をしてきた」と感じます。

このように感じ方ひとつとっても個人差があるというのが僕の経験から言えることでした。

また不快ポイントだけでなく、萌えポイントも違いました。高校時代の友人との会話ではその違いがとても興味深く、よく話していましたが、萌えポイントは一致したことがありませんでした。このように、 困惑する場所も、人を好ましく思う場所もみんな違うんですよね。

しかしやはり、胸部や鼠径部への必要以上の接触というのは、性欲を刺激する行為であり、わいせつ行為だと認識されてしまう可能性は高いです。 そのため、プライベートゾーンを必要以上に触れることは、社会はわいせつ行為だと認識しているのではないかと思います。


そうなると、いくら施術側が準備をしたってトラブルの地雷は臨床上たくさんあります。 全て回避することは出来ないのではないでしょうか

100%防げなくても対策は打てそうな気がする


ここで、元の疑問に戻ります。 性トラブルは100%防ぐことができるのでしょうか。

僕の現時点での考えでは、100%は防ぐことはできないと思います。 どれだけ、対策をしていても患者さんがわいせつ接触だと認識してしまった時点でそれはわいせつ行為と社会的にみなされてしまう可能性があります。

と感じたとき、僕は心配になりました。

今回の内容から、自分が臨床で問題を起こさないように心がけられるのか。という心配です。

今回取ったアンケート結果の中で、学生さんの触られたくない理由にコンプレックスも挙げられました。

医療を提供するうえで、臀部に鍼入するときや、お腹等に刺鍼するときに、腹部がコンプレックスな人だからとその治療を避けることなど許されるのだろうか、どうしたら対応できるか、悩みは深まるばかりです。


ですが、そのヒントも会議で語られました。患者さんとの信頼を掴むことの重要性についてです。

「接触を失くそう!」では、病態把握や、所見を見落とすことに繋がるのできません。
鼠径部や胸部などの直感でまずいなと感じる部位に関しては、慎重に。 

例えば触診する際に、場所と目的を事前に説明して了解を得る。 加えて、必要以上の肌の露出をしないようなタオルワーク。 施術側が出来る最大限をやったうえでの、トラブルについては、事後対応を丁寧に。

ただ学生の分際では、やっぱり訴えられたら元も子もないと思いました。出来ることはやる。それ以降は誠心誠意を見せる。 というのが最適解というか。

そもそも、対人サービスにおいて普遍的な現象はないと思います。人それぞれ違うからです。 「これをやっておけば大丈夫」という通販みたいな情報など存在しません。 なので、今回の企画で持ち帰えれるものは、「あ、こういうリスクがあるんだ」という情報のみだと思います。

決して、性トラブルを世の中から根滅できる都合のいいものなどありません

でもやっぱり現実味が持てないのは学生だから?

 
そういう意味では、臨床に持って帰って熟考できる非常にいい企画でした。 情報としては、とても貴重なもの。でもリアリティが感じれなかった。。

はりゆびBaseとしては、このような問題を再考するというのが大きなコンセプトなのでとても素晴らしいなと思いますが、 今回の企画を学生が聞いても、あまり満足度は高くはないだろうなと感じました。 

実際僕の通っている学校では、実技授業で重点的に意識しているかと言われれば、重点は置かれていません。 実技授業のときのペアは1年通しても同じであり、男女ペアもありますが、男性同士のペアや女性同士のペアもあります。 加えて、臨床では鍼灸のことをあまり知らない一般の方であり、学生同士の空気感とは違います。 

そういう意味合いで言うと、学生のうちから意識するのも難しいのかなと思います。
しかし、いずれは直面する問題であるのは間違いありません。

避けては通れないのが、臨床における「性トラブル」です。

 なので情報だけでも頭の中に入れることで、卒業後臨床に立つと感じました。 現時点としては、リアリティに欠けますが、避けては通れない問題であり重要な議論であった、が本音です。

 実際に臨床で働かれている鍼灸師さんの方にとってとても難しい問題であり、なかなか周りの人と共有することもないようなテーマだったと思います。 

そのような、話題をrethinkしていくのがこのはりゆびBaseです。 ご興味や少しでも気になった方は一度、HPを覗いてみてください。

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